院長挨拶

令和8年 新年のご挨拶

 新年 明けましておめでとうございます。皆さま健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年も多くの患者様、ご家族の皆様、医療機関の先生方、そして地域の方々に支えられながら、当院は医療の質向上と地域貢献に努めてまいりました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

新型コロナ感染症も、落ち着きを取り戻したようにも感じられておりましたが、令和6年 年末からのインフルエンザ爆発的流行により、1年前は救急外来が切迫し、急遽 休日の発熱外来を立ち上げる状況となりました。今回の年末も入院患者様ならびに病棟スタッフにおけるインフル・クラスター発生もあり、院内感染対策強化継続を余儀なくされる現状です。引き続きのご理解、ご協力の程宜しくお願いいたします。

さて、巷で話題となっております様に、全国の医療機関の70~80%は赤字経営に陥っていると言われるほど、現在 各医療機関ともなかなか厳しい病院運営を強いられています。今年は診療報酬改定の年であり、その内容に期待しているところではありますが、なかなか明るい未来を見通すまでには至っておりません。かと言って、下を向いてばかりでは進歩がありません。人吉・球磨地域における人口減少に伴い、今後もスタッフ数の確保が困難となることは確実であり、限りある人数でも『必要とされる医療を安定かつ持続して供給する』為に、当院では医療のデジタル化を推進していきます。現時点では、救急外来ならびに災害時のデジタル化支援システムであるMedical Continuity Plan(MCP)支援システム、病床管理業務支援システム(MEDI-SINUS)、医療関係者間コミュニケーションアプリ(Join)ならびに整形外科における人工関節手術における新たな手術支援装置の導入を予定しております。

 当院は、これからも成長し、基本理念である『145年の歴史と設立の経緯を忘れず全人医療を提供』すべく、地域の急性期中核病院としての責務を果たしていきます。患者さんに優しい医療、地域の先生方の期待を裏切らない医療を行って参りますので、引き続き皆様の温かいご支援とご助言を心よりお願い申し上げます。皆様のご健康と笑顔あふれる一年を心よりお祈り申し上げます。

2026年 1月吉日     
JCHO人吉医療センター 院長
薬師寺俊剛

院長 薬師寺 俊剛