研修医レクチャー等
2016.12.14 プライマリ・ケアレクチャーシリーズ/カンファレンス
全国の医療者をインターネットでつなぐ学習会 「プライマリ・ケアレクチャーシリーズ/カンファレンス」に当院も参加させていただいており大変お世話になっています。
この会は、多くの病院のDrが毎週水曜日と木曜日、あさ7時半から30分間インターネットを使用したWebレクチャーをして下さっています。今回の講師担当は、総合診療部長の田浦医師でした。
最近の3症例、ねこ、いのしし、しか、田んぼ、藪がキーワードの西日本に分布する疾患でした。チャットコメントに千葉県でも発症・・などのご記載をいただきました。次年も2回ほど発信させていただくかもしれません。今後ともよろしくお願いします。
2016.12.5 研修医モーニングレクチャー
本日は、歯科口腔外科の野村先生より顎関節脱臼の救急対応等について学ぶことができました。顎関節脱臼の診断には、頭部単純X線(2方向)よりパノラマX線検査の方が判りやすいとのこと、その他整復方法や再脱臼防止法など判りやすく教えていただきありがとうございました。
2016.12.5 熊大医学部3年早期臨床体験実習が始まりました。
当院は3名の学生さんを受け入れています。この実習は、世界で活躍できる医師の育成のために導入されたシステムです。外来通院中の方へお声かけし、受付から診療が済み会計まで同行させていただくこともあります。皆様、ご理解とご協力をお願い致します。(画像は、初日に屋上ヘリポートにおいて撮影したものです。)
2016.12.5 臨床検査部レクチャー(体腔液編)
臨床検査技師のみなさん、いつもご協力いただきありがとうございます。
どのように見えているかは、顕微鏡をのぞいている先生のみぞ知っている。病理レクチャーの時のように複数で同時に共有できるといいですね。この顕微鏡のシステムを確認します。
2016.7.28 豚の皮をつかった針糸の安全取扱い研修会
縫合糸や針を安全に取扱うことを目的として、ハート型に縫合することなどを学びました。また、指導医の先生方も貴重な時間をいただき指導してくださいました。感謝いたします。今年度は2回行います。次回は、寒くなってから。今回は、皮膚、会場内では血管の話題もありまして、次回は、腱!の場合の学びにいたしましょうか。
2016.7.28 レジデント救急症例検討会開催
救急症例「腹痛」の検証を行いました。
解離?腹腔内出血?虫垂炎?さまざまな腹痛を引き起こす疾患の検証でした。
Common diseaseであっても診断は困難であることが多く検査データばかりでなく病歴や身体所見も重要であり、慌ただしい業務の中でもしっかりと診ていきましょう。と気持ち引き締まる研修でした。
2016.7.14 病理学的理解を深める学びの場Vol.2
第2回病理診断レクチャーの様子です。
今回は、胃がんの組織切り出し1例と顕鏡下病理診断レクチャーを受けました。細胞や粘液も様々で、肺がんで痰(がん細胞+)を飲み込み更に悪化するという症例経験談やがん取り扱い規約などの話も聞く事ができました。放射線科米永先生も出席され病理学と放射線診断学のコラボとなっています。次回は7月28日、テーマ:膵臓です。
余談ですが・・・画面に映る細胞(生命体)の色や形、模様にうっとりしました。(臨床研修係)
2016.6.23 病理学的理解を深める学びの場
病理診断科の佐藤敏美先生より当院臨床研修医(希望者)を対象に病理のレクチャーが始まりました。
平成28年6月23日(第1回目)は、外科的切除に関する病理学的理解を深め病理検体の基本的な取り扱い及び病理検体提出の方法を学びました。
食い入るように臓器を見つめレクチャーを受ける先生方の姿がとても印象的でした。
また、画像診断センターの米永和真先生も同席でコメントがいただけます。貴重な機会、さらに深く学べる場です。
毎月第2・4木曜日に開催し、次回は、7月14日(木)です。人吉医療センター病理診断部へお集まりください。
モーニングレクチャーが平成28年度も始まっています。画像は小児科上原先生によります“小児の時間外・救急外来診療の対応”のレクチャーがあっています。皆さん真剣です。
平成28年度の超音波検査レクチャーは臨床検査技師の協力のもと、5月20日から始まりました。複数の研修中の先生方は30分間、交代で学んでいきます。まずは心臓超音波です。6月は、腹部と血管の超音波検査を研修します。
4月は熊本地震があり輸液勉強会が中止となってしまいましたが、5月から毎月1回ずつ開催できるようになりました。シリーズ全6回です。体の水分を測った最初の方法は?煮る?焼く?蒸す?絞る?などの質疑応答があり、夏の脱水だけではなく、さまざまなことを学んでいきます。
愛生会長寿センター見学
平成26年8月21日午後、院長はじめ研修医8名は、県南地域でも数少ない超高齢化社会にむけた機能を有しておられます複合型高齢者福祉施設の「愛生会長寿センター」を見学いたしました。
小規模多機能ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスセンター、介護予防センターなど医療・介護・福祉施設との有機的連動を図るために展開されている施設です。天然温泉での療養もお勧めとのことでした。画像は見学させていただいた時の画像です。
愛生会理事長の外山博之先生をはじめスタッフの皆さん、ご対応いただき有難うございました。
臨床研修事務担当 谷口
ハワイ研修報告
平成26年8月6日、7日の2日間にわたってハワイ大学医学部Sim Tikiシミュレーションセンターで開催されましたResident Physician Courseに研修医5名で参加して参りました。
出発前は、まだ見ぬハワイの地に期待で胸を膨らませると同時に、英語の講義をしっかりと理解できるのかという不安も抱えていたのですが、実際に研修が始まると、Berg先生をはじめとした講師の先生方はとても優しく、私たちにも分かるような聞き取りやすい英語で会話して下さいました。
研修の内容としましては、気管挿管や中心静脈カテーテル、腹腔鏡といった手技の練習のほか、当直・オンコール時の患者対応のシミュレーションなどを実践しました。
また、Crisis Team Trainingのセッションでは、参加者9名全員がチームとして急性期の患者対応を行ない、それを録画したビデオを見ながらディスカッションをし、改善点を見つけては次回に生かすというトレーニングを行いました。このセッションを通じて、個人個人が自分の役割を把握することの難しさ、そしてチームでお互いに情報を共有し合うことの重要さを学びました。
生憎のタイミングでハワイ近辺に出現した「フーリオ」と「イゼル」の二つのハリケーンの影響で、ワイキキビーチの海を存分に満喫することは出来なかったのですが、ハワイ大学での2日間を通じて、今後の診療に繋がるような非常に充実した研修を受けることができたと思います。
今回このような機会を頂けたことに本当に感謝いたします。この経験を踏まえ、今後も人吉での医療に貢献していきたいと思います。
研修医 木村
平成25年度 救急初期診研修 in Hawaii
平成25年8月19日、20日の2日間にわたってハワイ大学 医学部SimTiki シミュレーションセンターで行われ たシミュレーション研修に、私を含め研修医6 名で 参加させていただきました。コースの内容は昨年参 加された研修医の先生方からお話を伺っていました が、どんな研修になるのだろうと期待で胸がいっぱいでした。
ハワイ大学医学部の研修施設は宿泊先のホテルか らタクシーで15 分程走ったところにあり、初日・2 日目ともにJA 広島総合病院の後期研修医の先生方 4 名と合同でシミュレーション研修を行いました。 研修では2、3 グループに分かれて、手技の技術向 上を目的とした中心静脈カテーテル挿入や気管挿管 などが行われました。また、One Night On-call と題 された研修では、バイタルがモニタリングされる人 形を用いて、夜間に経験しそうないくつかの症例の 再現がなされ、どのように対応すべきなのかを討論 しあったりしました。初日は情報伝達不足や、連携 がうまく取れずにできないことばかりが目についた 一日でした。しかし症例検討では、できなかったこ とばかりを振り返るのではなく、「できたこと、う まくいったことは何か」を考えることが大切だと講 師の方々から教わりました。症例を終えるたびに改 善点をグループ内で話し合って、その甲斐あって2 日目の研修では比較的スムーズに協力しながらグ ループワークを行うことができました。
2 日間のハワイ大学での研修を終えて、技術の向 上はもちろんですが何よりチーム医療の大切さを学びました。今回の研修に参加できる機会を得られた こと、また私たちが研修に行っている間に救急外来 を守り抜いていただいた先生方に感謝します。
臨床研修医 A
平成24年度 海外医療事情・社会保険制度視察調査 報告
平成24年10月9日から17日まで、2012 年度海外医療事情・社会保険視察調査団(団長:全 社連 伊藤雅治理事長 副団長:木村正美病院長 他 19名)はアメリカ・カナダに出向き、主に、社会保 険グループの「医療有害事象対応指針」の策定の契 機になった医療事故対応指針「When Things Go Wrong」のその後の展開を中心に調査しました。そ の他マサチューセッツ総合病院やカナダのLong-term Care Home 訪問見学などを行いました。
看護師O 庶務課N
救急初期診療研修 in Hawaii
平成23年8月28日から9月4日まで、ハワイ大学で開催された研修に参加してきました。主に救急の場を想定 したシミュレーション研修で、動脈の拍動を触れた り、瞳孔の左右差まで調節できるマネキンを使って行われました。救急外来でもある典型的な症例のシミュレーションでしたが、終了後の振り返りとディ スカッションの場では色々と反省点があり、勉強に
また他の社会保険病院の研修医の方々とも交流でき、刺激となりました。 参加者は1年目の先生方 が主だったため、2 年目のサポートが必要な場面もあり、当院で研修医の後輩がいない私達にとってはいい経験だったと思います。
今回は同期だけでの研修旅行という稀な機会で、 その点でもいい思い出となりました。 台風の影響で帰国が延期になるなどハプニングはありましたが、充実した研修旅行となりました。このような機会をいただき、大変ありがとうございま した。
臨床研修医 溝上祐子・糸山明莉・大吉貴文
平成22年度 海外医療事情・社会保険制度視察調査 報告
平成22 年10 月11日~21 日までアメリカにおけるチーム医療の現状をナースプラクティショナー(NP)およびフィジシャンアシスタント(PA)を
ニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコなど東から西までアメリカを横断する強行スケジュー ルで、おまけに10 月11日成田を出発しシカゴでのニューヨーク乗り継ぎがうまくいかず空席待ちを し、ニューアーク経由でどうにかニューヨーク(現地時間真夜中の2 時)に到着しました。その日の8 時には研修が始まるという厳しい研修でした。
さて、アメリカにおけるチーム医療を一言でいう と、各職種が専門性を高め分業がなされているということだと思います。 各職種は専門性を高めることで他職種の事情もよく解り、尊敬しあって仕事を楽しく行っていました。 NPもPA も大学卒業後修士課程を修めることで州ごとに資格が与えられます。
NPは医師の監督は直接的でなくある程度独立して医療行為(診断、処置、投薬など)が可能であり 開業も可能でした。しかし、PAは直接医師の監督下で医療行為(手術の助手など)を行う点に違いがありました。またNP、PA が有効に機能していることを評価することが積極的に行われており、患者満足度、訴訟費用、院内感染率、在院日数などには問題がないのことのことでした。NP、PA のデメリットとしては、研修医の仕事と内容が重複し研修医の経験をつむ機会が減ってくることが懸念されていました。
日本でも徐々にNP、PA の導入に向け教育プロ グラムができつつありますが、アメリカとは社会情勢や医療保険制度が異なることなどを考え日本に あった制度(実施できる医療の権限など)を模索していく必要があると思いました。 当院においても、医療の質(最近アメリカではパフォーマンスの評価というほうが多い)の評価(各職種がかかわることによる評価、病院全体としての評価など)を行う必要があり、統括する部門があればよいと感じました。
薬剤部 部長 福島 ゆかり
JATEC院内勉強会
救急委員会主催で、外傷診療研修として、毎月「JATEC勉強会」を行っています。 第一回の勉強会を平成24年1月25日(水)老神会館にておこないました。