患者さん・患者関係者への病状説明等(インフォームド・コンセント)実施時のキーパーソン(患者側責任者)の選定について

当院では、事前に患者さんと患者関係者間でキーパーソン(患者側責任者)を決めていただき、患者関係者間での情報の行き違いや治療方針の相違を避けるため、患者さんとキーパーソンを通して、病状説明や治療を進めております。


《キーパーソン(患者側責任者)の決め方について》

◆患者さんにキーパーソンを決めていただきます。
◆患者さんがキーパーソンを決めることができない場合には、患者関係者で話し合ってキーパーソン1名を決めていただきます。
◆事情により途中で変更することはできますが、この場合は予め、「いつから誰に代わるのか」を主治医または看護師にお知らせください。キーパーソンの選定は、患者関係者の合意によることが必要となります。

《キーパーソン(患者側責任者)の役割について》
病状説明を聞き、その内容を他の患者関係者に伝達していただきます。数名が同席して、一緒に説明を聞くことは差し支えありません。
②病院からの重要な連絡や問い合わせを受ける窓口となり、患者関係者からの要望などを取りまとめて、ご連絡していただきます。
③病状急変時あるいは緊急時に、病院から連絡を受ける窓口となっていただきます。
④キーパーソンと連絡がとれない場合には他の患者関係者にご連絡させていただくこともございます。

※複数の患者関係者の方が個々に来院され、同じ説明を求めることはご遠慮ください。
また、電話での病状説明の問い合わせにはお答えできませんのでご理解とご了承をお願いします。

 

■キーパーソン(患者側責任者) : 患者さんと患者関係者の合意により、患者関係者の代表となる者
■患者関係者 : 法的な意味での親族関係のみを意味せず、より広い範囲の人(親しい友人、パートナー、成人後見人等)を含む