血液内科

診療・各部門

診療の目標・特色 / 実績 / スタッフ

診療の目標・特色

 人口の高齢化に伴い、血液疾患も高齢者が多くなり特に、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、低悪性度悪性リンパ腫はその傾向が顕著です。治療のガイドライン、マニュアルをそのまま適応して治療するのは難しく、全身状態・臓器予備能や家庭環境などの社会的要因も考慮し、治療にあたらなければならず、経験が必要な領域です。
 また、少なからず若年者の急性白血病、悪性リンパ腫も経験します。この時、問題になるのは、治療戦略に造血幹細胞移植を組み込むことになる場合です。これらの場合は、できるだけ高度医療施設へ紹介しています。熊本大学病院、国立熊本医療センター、熊本総合病院、くまもと森都総合病院、宮崎大学医学部付属病院、県立宮崎病院、国立鹿児島医療センター、今村病院本院、今村病院分院等との連携を行っています。
 造血器腫瘍では、新しい治療薬が次々に開発され臨床の場でも導入が進んでいます。当科においても使用できる体制は整えています。血液疾患以外でも膠原病、免疫不全、ウイルス感染症、不明熱なども当科と総合診療科で対応致しています。

2023年度 血液内科疾患別入院患者数

疾患名 件数
非ホジキンリンパ腫 105
急性骨髄性白血病 15
成人T細胞白血病リンパ腫 9
多発性骨髄腫 27
ホジキンリンパ腫 12
骨髄異形性症候群 9
再生不良性貧血 3
溶血性貧血 2
特発性血小板減少性紫斑病 5
骨髄増殖性疾患 10
慢性リンパ性白血病 2
血球貧食症候群 1
関節リウマチ・膠原病 1
総計 201

外来化療 16症例(内服は含めず)

スタッフ

樅田 三郎(部長)

医学博士
[専  門]血液内科
[所属学会]日本内科学会(認定医)
日本血液学会(指導医)
日本癌学会
日本造血幹細胞移植学会
日本エイズ学会

岩永 幸太(非常勤)