診療目標

2020年9月より形成外科診療を始めました。
非常勤医師1名での診療体制のため、外来診療・外来手術が主体となります。地域の先生方と連携を取りながら診療に取り組みます。

診療の特色

形成外科は「体の表面の何らかの問題点を、外科的治療によって治療する」科で、体の表面を中心とし、頭から足先まで全身のあらゆる部位を治療対象としています。具体的にはホクロなどの良性腫瘍から皮膚癌などの悪性腫瘍の手術、ケガの縫合、傷跡の修正、顔面外傷など様々です。その他にも以下のような疾患があります。

①    先天異常･･･口唇裂、口蓋裂、小耳症、副耳、耳前瘻孔、多指症など、生まれつきの体の表面の問題点。
②    外傷･･･熱傷、顔面外傷、外傷後の瘢痕やケロイドなど。
③    腫瘍･･･皮膚、皮下の良性腫瘍および悪性腫瘍の摘出。摘出後の再建。
④    美容･･･しみ、瞼のたるみ、わきがなど。

このように疾患は幅広いのですが、手術に関しては外来手術が可能な疾患のみ対応させて頂いております。全身麻酔管理や入院下での手術・術後管理が必要な場合は、主に熊本市内の形成外科の病院と連携し、ご紹介させて頂きます。

主な診療機器

• 炭酸ガス(CO2)レーザー

■CO2レーザーとは
波長10600nmの遠赤外線で、細胞内の水と反応して熱エネルギーが発生し、蒸散・蒸発作用によりホクロやイボなどの皮膚病変を除去することができます。
※ホクロ、イボのレーザー治療は原則として「良性」と判断した場合に適応とし、保険外診療となります。

■CO2レーザーの適応
・ホクロやイボなど、盛り上がりのあるできもの。
・陥入爪(巻き爪)…巻き爪を一部切除し、爪が生えてくる根元をレーザーで焼灼します。

2023年手術件数

スタッフ

松本由希子（非常勤）

［専　　門］形成外科一般
［所属学会］日本形成外科学会（専門医）